職種・仕事紹介












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パック設計
限られたスペースに電池パックを搭載。設計技術で"電池"とクルマを融合する。
People Interview
電動車に“電池”を搭載するには、“電池”だけでなく、“電池”を適切に制御するためのECU(Electronic Control Unit)や冷却システム、電装部品 等が必要です。これらの部材をクルマの搭載スペースにコンパクトに収められるよう、電池パックとして1つにパッケージするのがパック設計の役割です。電池パックを設計する際には、トランクルームやシート、コンソール下といった限られた場所に収納するための搭載性、走行時の振動に対する耐震性、衝突時の安全性、走行時の“電池”の発熱に対する冷却性 等といった高い要求を満たさなければなりません。クルマ毎に異なるスペースに合わせ、“電池”が安全に最大限の性能を発揮することのできる電池パックの設計に取り組んでいます。
“電池”は、正極、負極、セパレータ、電解液という4つの部材で成り立っています。この各部材について、どんな材料をどのように用いるか要素開発を積み重ねながら、最終的に“電池”としての性能を電動車用に最適化するのが材料開発の役割です。ひとくちに“性能”と言っても、それはエネルギー密度や容量だけを指しているわけではありません。耐久性、安全性、作動温度範囲 等、電動車に搭載する“電池”に求められる性能には様々な種類があります。これらの性能について、厳しく設定された要件を満たしながらも、お客様の求めるコスト内で電池を提供できるようにするため、電池設計や生産技術、品質管理、調達 等、他部門とも密接に連携を図り、量産を見越して開発を進めていきます。
電池部品設計
"電池"にカタチを与え、"電池"の持つ性能を最大限に引き出す。
“電池”は、主に電極、セパレータ、電解液という部材で成り立っています。しかし、これらだけでは、その能力を引き出すことはできません。部材を収納する電槽、電流を伝えるための金属部品 等、様々な部品を組み合わせることで、初めて“電池”の持つ能力を引き出すことができるようになるのです。電槽や金属部品 等、“電池”の“容器”とも言える部品を設計することで、“電池”にカタチを与え、その性能を最大限に引き出すことが電池設計の役割です。“電池”は、性能向上と同時に、小型化・低コスト化という命題を背負っています。材料開発、生産技術 等の他部門と協力しながら、部品の形状検討や材料の見直しを進めています。
制御システム開発
"電池"の性能を最大限に引き出し、クルマを安全に走行させる頭脳を生み出す。
People Interview
電動車に搭載された“電池”は、走行距離をのばすための回生ブレーキ機能により充電と放電の切り替えを絶えず行っており、電圧や電流、温度 等は刻々と変化しています。よって、これらの情報を収集し、“電池”が適切に働くように制御を行うシステムが必要になります。その制御を担うECU(Electronic Control Unit)をはじめとするシステムを設計するのが制御システム開発の役割です。各種センサー類の検討、制御用ソフトの開発、電装部品の検討や“電池”の制御設計 等、携わる仕事内容は多岐にわたります。多方面から工夫を凝らしながら、“電池”の性能を最大限に発揮させつつ、クルマを安全に走行させるという目標を実現していきます。
電池評価
様々な試験を駆使し、
"電池"の性能を見極める。
電動車に搭載する“電池”は、長期間性能を維持し、安全に使用できるものでなければなりません。開発中のニッケル水素電池やリチウムイオン電池について、種々の試験で性能を見極めるのが電池評価の役割です。“電池”の開発においては、「この時期にこのレベルまで達しておかなければいけない」という指標が必要です。そこで、「何を指標とするか、その関所を開発スケジュールのどの段階に設けるか」を考えると共に、設計上の問題点や改善方法を設計部門(材料開発・機構設計)にフィードバックし、開発をサポートするのも重要な役割の一つです。電池解析は、開発における設計部門のパートナーであり、道しるべとも言える存在なのです。
電池パック評価
開発の最終段階として、
電池パックの性能を見極める。
材料開発・電池設計・電池評価を経て開発された“電池”、そして、“電池”を車両に搭載するために、機構設計・制御システム設計を経て開発された電池パック。当社における開発の最終段階として、機能評価や安全性試験で電池パックの性能を見極めるのが電池パック評価の役割です。見極めに必要な項目は、“電池”の性能そのものから電気系、システム系 等多岐にわたり、電動車を販売する各国の法律や安全規格に即して設定する必要があるため、法律や安全規格の改正が行われる度に評価方法の見直しが必要になります。そのため、新たな評価手法を自分たちで考え出し、試験設備の開発や導入を主導することもあります。また、試験結果を解析して設計部門などにフィードバックし、改善に向けて共に知恵を出し合うことも大切な役割です。
材料開発・電池設計・電池評価を経て開発された“電池”、そして、機構設計・制御システム設計・電池パック評価を経て開発された電池パック、これらを量産品として生産するための生産ラインを造るのが生産技術の役割です。製品の生産に必要ないくつもの工程を設計し、必要な設備を検討しながら生産ラインを造り上げていきます。時には、開発段階で想定している生産方法が、量産に適していないこともあるため、製品の機能や性能を保ったまま、生産効率を高めるための工夫を凝らすことも生産技術の大切な役割です。設備が完成した後も、関係部門と連携しながら改善を加えたり、生産手順を変更することで、高品質で低コストな製品を安定して供給できる体制を構築します。
品質管理
目指すのは品質問題ゼロ。
今日も妥協なく工程を見つめる。
People Interview
製品を量産する際には、製品がクルマに搭載されたときに、走る、曲がる、止まるというクルマの基本性能を満足に実現するだけでなく、外観や音などの快適性に阻害を起こさないよう、製品の品質を一定に保ち続けなければなりません。全ての生産工程において徹底的に工程管理や検査を行うことで、製品仕様や要求品質を満たす製品が生産されるよう管理するのが品質管理の役割です。そのチェック項目は数百にも及びます。仮に製品仕様や要求品質を満たさない場合は、関係部門のみならず、部品の仕入先様 等の社外の協力会社様を含めて状況の説明やヒアリングを行い、安心・安全、不具合ゼロを目指した改善の牽引役となります。
品質保証
目指すのは、世界No.1品質。
お客様の信頼を勝ち取る。
メーカーにおいては、高い品質の製品を継続的に生産することのできる仕組みを構築することはもちろんですが、万が一、品質問題が発生してしまった際に、迅速に対応することのできる仕組みが必要になります。品質問題を未然に防止する仕組みを構築すること、万が一、品質問題が起こってしまった際に早急に問題を解決すること、解決した問題が再発しないような仕組みを構築することが品質保証の役割です。不具合品は、様々な要因が複雑に絡み合って発生している為、現品解析、発生メカニズムの立案・検証、原因究明、対策立案・実施といったプロセスを関係部門と共に進め、お客様へ報告をしながら再発防止を進めていきます。このような活動を通して、当社の品質に対する信頼を強固なものにすることが私たちのミッションです。
施設管理
社内の施設を全て担う。
環境にやさしいモノづくりのサポート役。
“電池”を生産する工場、製品を開発/評価する施設 等の建屋や、その中に設置される機械を動かすために必要なエネルギーを供給する設備、そして敷地全域の植栽 等、それらの導入計画から導入後の維持管理までを行うのが施設環境の役割です。例えば、施設を新設する際には、関係部門からの要望を満たすよう計画を進め、完成後は、その維持管理を担っています。
また、今日、モノづくりをする際に、地球環境への負荷をいかに軽減し、地域社会と共生していくか、ということも重要になっています。施設導入時には環境にやさしい施設となるように計画し、導入後は、その維持管理や省エネを行うことで、環境にやさしい製品の生産を支えています。
営業
常にアンテナを高く張り
お客様のニーズをキャッチする。
当社は車載用電池を主に生産しているため、自動車メーカー様が主要なお客様になります。
納期、価格、数量 等のお客様の要望に沿った生産が実現できるよう、対外窓口部門として社内の関連部門と調整し、お客様からの信頼に着実に応え、更に太いパイプを構築していくのが営業の役割です。また、お客様のニーズや環境対応車に対する社会のトレンドにアンテナを高く張り、社内の関係部門にフィードバックするのも重要な役割の一つです。通常、「営業」という言葉からは、飛び込み営業やノルマといったイメージを浮かべがちですが、当社の営業にそれらはあてはまりません。当社での営業の役割は、社内と社外の橋渡しをすることなのです。
生産管理
生産現場を熟知したモノづくりの司令塔。
People Interview
お客様からの「どの製品を、いつまでに、いくつ欲しい」という要望を実現するために、製品の開発から生産、配送までのプロセスをコントロールするのが生産管理の役割です。当社には複数の工場があり、生産する製品に応じて複数の生産ラインがあります。そこで、お客様の要望に応えるために、どの工場のどのラインを使うともっとも確実で効率的かを考えなければなりません。急いで対応しなければならない案件が入ることもしばしばあり、当初の予定の変更を迫られることもあります。このような時も、製造部門と調整しながら使用するラインの変更、人員の配置変更などを行い、確実に製品を納入して行きます。
調達
会社に必要なあらゆるモノを調達。
製品の"安定供給"と"原価低減"の担い手。
People Interview
モノづくりをするにあたって、製品の材料や生産設備が必要なのはもちろんですが、建屋や事務用品 等、様々なモノが必要になります。必要なモノを、必要なときに、必要なだけ、適正な価格で購入し、製品の安定供給を支えるのが調達の役割です。また、余剰資材の削減、仕入れ価格の見直し 等を積み重ねることで、製品の原価低減を推進し、電動車の更なる普及に貢献することも重要な役割です。仕入先様とWin-Winの関係を構築すべく、適正な価格設定に取り組んでいます。
人事
やりがいを持って働ける環境を整え、"ヒト"の持つ力を最大限に引き出す。
People Interview
会社にとって最も重要な経営資源の一つである“ヒト”の持つ力を最大限に引き出し、経営に貢献していくことが人事の役割です。具体的には、人事は大きく3つの役割を持っています。まず、経営戦略を達成するために必要な人員計画を策定し確保する役割。学生の皆さんにもおなじみの「採用」もこの役割にあたります。次に、従業員がやりがいを持って仕事ができるように、人事制度の整備、配置検討や評価 等を行う役割です。この役割は、「労政」や「任用」という機能が担っています。最後に、従業員の方々が安心して仕事に取り組むことができるように、サポートを行う役割です。「給与」や「福祉」といった機能がこれにあたります。これらの機能を通して、従業員が最大限に力を発揮できるような環境づくりに努めています。
会社にまつわる“カネ”の動きを記録・管理することで現在の会社の事業活動を正確に把握し、将来の更なる収益向上に向けた施策を提言していくのが経理の役割です。具体的には、月単位・年単位で決算業務を行うことで“カネ”の動きを記録・管理し、社内だけでなく株主 等の社外の利害関係者への報告を行うと共に、各種税金の納税を行っています。また、“カネ”の動きを整理した決算書には、会社の“今”の姿が忠実に映し出されています。これを読み解き、収益性を更に向上させるための施策の提言を行うことで、会社の“将来”を築いていくのも重要な役割の1つです
製造技術(ME)
生産ラインの改善と製品の品質向上を担い、設備の潜在能力を引き出す。
People Interview
当社ではマニュファクチュアリングエンジニアリング(ME)と呼ばれるこの職種では、工場ラインの生産性向上を担い、現行設備の潜在能力を最大限に引き出すための設備改善を主な役割としています。具体的には、トヨタ生産方式に基づいた省人の推進や、製造原価を低減するための活動(ロス削減や歩留まり改善)を行います。これにより、効率的で無駄のない生産プロセスを実現し、企業全体の競争力を向上させることが目指されています。
また、市場や後工程への不良流出を防ぐための設備改善業務も重要な任務です。不良品が流出しないよう、製造現場のプロセスを見直し、必要な改善策を講じることで、製品の品質を確保します。さらに、法規制や社会情勢に応じた生産現場の安全や作業環境の改善にも取り組んでおり、従業員が安心して働ける環境を整えることが求められます。
製造部門から日々発生するビッグデータを解析し、ラインの兆候や改善ポイントを抽出する"予兆管理"の仕組みを活用することも、MEの大事な業務です。
DX推進開発
DXの力で会社の新しい"仕組み"を生み出すゲームチェンジャー。
People Interview
情報技術が日々進歩する現代において、「情報(システム)軸」から全社業務を横断的に俯瞰し、これからの会社の新しい「しくみづくり」を支援するのが、DX推進開発の役割です。社内のユーザー部門に深く入り込み、その実務を理解することで、ユーザーの要求を的確に捉え、システムの企画構想を行います。
業務分野は多岐にわたり、技術、生産技術、生産管理、製造、調達、品質、設備保全、会計など、幅広い社内業務が対象となります。各部門のニーズに応じた最適なシステムを構築することで、業務の効率化や生産性の向上を図ります。また、近年ではセキュアPCやインターネットブレイクアウトといった新技術を活用し、社内外での働き方に対応したインフラ改革にも積極的に取り組んでいます。これにより、柔軟で安全な業務環境を整備し、企業全体の競争力を向上させることが重要な役割なのです。