優れた電池は、
優れた電極から。
その開発を担う醍醐味。




トヨタバッテリーで
働く魅力を教えてください!
まず事業面では、世界トップレベルの電池技術を誇る企業であることです。
ハイブリッド車用電池で世界シェアNo.1の実績を持つだけでなく、電気自動車や燃料電池車など、次世代自動車の電池開発にも積極的に取り組んでいる点に魅力を感じています。
環境面の魅力としては、若手社員が活躍できる社風が挙げられます。私の所属するグループでは、30代前半の私が2番目の年長者であるほど、若い世代が中心となって活躍しています。自動車業界の未来を担う電池技術に携わりたい方、若いうちから責任ある仕事を任され、成長したい方にとって、非常に魅力的な企業と言えるでしょう。



入社のきっかけを教えてください。



会社訪問で見た若手社員の
姿に
感銘を受けました。
学生時代に専攻していた電気化学の知識を生かせる仕事に就きたいと考えていました。この業界に関心を持ったのは、近年、ハイブリッド車や電気自動車が普及しつつあり、車載用電池業界の将来性を感じたからです。トヨタバッテリーを志望したのは、就職活動中に会社を訪問したことがきっかけでした。若手社員の方たちが、自身の担当する技術について、熱意を込めて説明している姿に感銘を受けたのです。その姿を見て、「この会社で、この人たちと一緒に働きたい」という気持ちが強くなり、入社を決めました。
現在のお仕事の面白さ、
やりがいは?
電極開発を担う責任と
チームメンバーの成長が
やりがいです。
正極板や負極板など、電池の性能を大きく左右する「電極」という部品の開発に携わっています。わずかな材料の変更が特性に大きな変化をもたらすため、日々最適な材料や組み合わせを探索し、性能変化を予測することが重要です。プレッシャーもありますが、トヨタバッテリーの電池開発を支えているという自負と責任感がモチベーションになっています。
また、私はチームのマネジメントも担当しており、メンバーには定期的に報告書を作成してもらっています。回を重ねるごとに報告書の内容が深まったり、表現が工夫されたりしているのを見るなど、メンバーの成長を実感する瞬間も大きなやりがいにつながっています。


これまでで最も「誇れる」仕事とは?
初めての開発での苦い経験と
成功体験が印象深いです。
初めて開発に移ったとき、開発の知識や経験がまったくないまま、急遽短期開発を担当することになりました。右も左もわからない状況の中、先輩エンジニアや外部の専門家にアドバイスを求め、一心不乱に取り組む毎日。開発の途中、求められている性能の指標と、私が想定していた指標が異なっていた際には、叱咤激励を受け、挫けてしまいそうになったところを軌道修正し、奮い立たせたこともあります。その結果、無事に量産までこぎつけられたときの安堵と達成感は、今も深く心に残っています。
今後、どんな可能性に
挑みたいですか?
開発テーマを創り出せる人材を
目指します。
従来の電池の常識を覆す、革新的な電池開発に挑戦したいと考えています。そのキーパーソンとして、エネルギー密度や品質、安全をはじめとするさまざまな指標において、飛躍的な向上を実現することが目標です。そのためにも、学会やさまざまな産学との交流を通して、より先進的な情報を積極的に収集し、それをもとに具体的な開発テーマを創出して、会社に提案していきたいと考えています。
マネージャーとしては、メンバーが抱える問題を早期に解決できるよう、相談しやすい雰囲気づくりに努めていきたいです。そして相談された際には、的確なアドバイスや情報提供を行い、メンバー自身で解決策を見つけ出せるよう導いていきたいと考えています。


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電池の進化で、叶えたい未来は?
高エネルギーで
携帯性に優れた電池の創出将来的に、より高エネルギーな電池を誰もが持ち歩ける時代が到来するはずです。そうなれば、例えばコードレス掃除機が一般的になったように、これまでよりもさらに大きな機器を個人がワイヤレスで動かせることも可能になります。さらに、スマートウォッチのようなウェアラブルデバイスがより小型化したり、コネクテッド化する等多様な進化を遂げ、これまでは想像もつかなかったような未来が実現するかもしれません。こうした便利な未来を実現するために、電力貯蔵技術の向上や電池の高エネルギー化に取り組み続けていきます。
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そのためにトヨタバッテリーが
解決すべき宿題は?電池の進化に伴うデメリットを消し、
メリットを最大化電池の高容量化や高エネルギー化は、利便性向上と引き換えに、危険性の増大という課題を突き付けています。近年、スマートフォンや電気自動車のバッテリー発火事故が増えていることからもそれは明らかです。こうした事故が起こらないよう、単に電池の性能アップを図るだけではなく、誰もが安心して利用できる高性能な電池を実現する。これこそが、私たちが果たすべき最大の使命だと考えています。






