Work&People Interview

手がけた設備が、
電池の進化と
未来を支える。

生産技術
社員インタビュー写真
BEV計画室 創造科学技術研究科 工学専攻 A.M.

トヨタバッテリーで
働く魅力を教えてください!

以前、出向中に他社の方から「電池に特化した事業で、トヨタバッテリーほどの設備や工場を整備している会社は非常に珍しい」とよく言われていました。私自身、新工場の立ち上げや、それに伴うミッションに取り組み、プロセスを踏んで進めていく経験を通して、大きなやりがいを感じています。
制度面の魅力は、自由度の高い働き方ができる点です。全社で週1回の定時退社日があることに加え、更に自部署の取り組みとして週1回の「0残業Day」を設けており、メリハリのある働き方ができます。また、出張が多い部署ですが、テレワークも活用できるため、自身のライフワークバランスに合った働き方が可能です。

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Question 01

入社のきっかけを教えてください。

事業内容と
ベンチャー気質な
社風に
惹かれました。

転職活動時に重視していたポイントは、自動車業界のトレンドと合致し、かつベンチャー要素を持つ企業であることです。電動化や自動運転など、変革期にある自動車業界において、車載用電池に特化したトヨタバッテリーは非常に魅力的でした。また、社員の方との会話から、一人ひとりが幅広い業務に携わることができるベンチャー気質の企業だと感じたことも、入社の決め手です。
入社前は、より自由な社風を想像していましたが、入社してみると承認フローがしっかりと構築されていたりと堅実な側面も持ち合わせていました。このギャップは、ベンチャーらしさと大企業としての安定感を両立させている点で、むしろ魅力的だと感じています。

Question 02

現在のお仕事の面白さ、
やりがいは?

経営資源を活用しながら
設備を形にしていくことです。

現在は新工場の立ち上げにあたって、組立工程の生産準備業務を担当しています。電池の開発段階では電池設計部門、開発の方向性が決まった後は製造部門や保全部門、品質管理部門など、開発段階ごとに非常に多くの部門と連携する仕事です。
工場の立ち上げには、ヒト・モノ・カネといった経営資源がすべて関わってきます。それだけに大きな責任を伴いますが、車載用電池という成長著しい業界において、新工場の立ち上げに携わることができることは、大きなやりがいです。自分で考えた設備仕様が実際に形となり、その設備を使ったモノづくりができることにも、技術者としての喜びを感じています。

Question 03

これまでで最も「誇れる」仕事とは?

前例のない大幅なコストカットを
達成できたことです。

入社2年目の宮城新工場及び新商品立ち上げの際に、設備投資を30%低減するという厳しいチャレンジを任されました。この数値を達成するには、これまでの投資やノウハウによって確立された加工方法を大幅に変更する必要がありました。
目標達成に向けて、設備の加工方法について、さまざまな加工条件で検証できる試作機を作成し、トライアルと品質確認を何度も実施。そこで得られた知見を、実際の設備に織り込んでいきながら、最適条件を追求しました。目標投資を達成した設備が安定稼働した時は、正直、達成感より安堵感の方が大きかったです(笑)。それほどプレッシャーの大きな仕事だっただけに、私が手がけてきた仕事の中でも特に印象に残るものとなりました。

Question 04

今後、どんな可能性に
挑みたいですか?

世界を舞台に活躍できる
人材を目指します。

挑戦したいことは、大きく二つあります。一つ目は、環境に優しい電気自動車の心臓部であるバッテリーを、高品質かつ迅速に、そして低コストで安定して生産できる工場を創り上げることです。そのためにも、工程を横断的に理解し、設備についての知識を深めるなど、積極的に見識を広げていきたいと思っています。
もう一つの目標は、チャレンジ精神を持ち続け、グローバルに活躍できる人材になることです。入社当初から、国内だけで事業を展開するのには限界があると考えていました。トヨタバッテリーはいずれ世界展開するという見通しで入社したので、語学力の習得をはじめ、世界を舞台に活躍できるスキルの向上に努めていきたいと考えています。

未来への宿題

  • 電池の進化で、叶えたい未来は?

    災害対応から脱炭素化まで、
    電池で叶える豊かな未来

    これまでの時代はガソリン車が主流で、車は移動手段、もしくは趣味の一つとして捉えられていました。しかし、電池が進化することで、災害時の非常用バッテリーとして活用するなど、移動手段以外の役割も担えるようになります。さらに、再生可能エネルギーの普及や脱炭素化を促進し、持続可能な社会の実現にも貢献が可能です。電池の進化によって、自動車がより便利で生活に溶け込んだものとして在り続けてほしいと思っています。

  • そのためにトヨタバッテリーが
    解決すべき宿題は?

    過去の知見・ノウハウと、
    若い力や発想の融合

    電池を進化させるためには、新製品の開発力を向上させることが重要です。トヨタバッテリーは、長年にわたり電池開発に携わってきた設計者や技術者を数多く擁しています。そうした知見とノウハウが、これからの未来を担う若い力や発想と交わることで、世の中の誰も考え付かないような画期的な製品が創出できるはずです。