Work&People Interview

自分の仕事が
品質に直結する
責任と醍醐味。

品質管理
社員インタビュー写真
宮城品質管理室 品管2G 総合科学研究科 理工学専攻 材料科学コース T.O.

トヨタバッテリーで
働く魅力を教えてください!

一番の魅力は、自分の作った電池が搭載された車が、街中を走っているのを目の当たりにできることだと感じています。休暇が取得しやすい環境が整っているなど、ワークライフバランスが良い点も魅力です。また、社員の年齢構成が若く、先輩方や上司と話しやすいことにも働きやすさを感じています。入社したばかりでわからないことだらけだった頃、周囲によく質問していたのですが、先輩方はいつも時間を割いて丁寧に答えてくださいました。ときには、質問した以上の情報やアドバイスをいただけることもあるなど、親身に答えてくれる環境にとても感謝しています。

社員インタビュー写真
Question 01

入社のきっかけを教えてください。

車載用バッテリーに
大きな将来性を感じました。

大学では鉛蓄電池のリサイクルに関する研究をしており、主に金属材料や電気化学を勉強していました。この分野を学びたいと思ったのは、ものづくりに関する知識やリサイクルに興味があったことが理由です。
就職活動でさまざまな企業を見る中で、トヨタバッテリーに最も惹かれた点は将来性でした。リチウムイオン電池は、車載用バッテリーのほか、スマートフォンやパソコンなどのバッテリーや家庭用の定置型蓄電池などの民生用まで幅広い用途で使われており、その汎用性の高さが魅力です。2030年までにガソリン車の販売が禁止になるという話もあったため、電気自動車の普及に伴い、リチウムイオン電池の需要は今後ますます増加すると考えました。

Question 02

現在のお仕事の面白さ、
やりがいは?

品質向上の対策と成果が、
数値に表れたときです。

入社後、源泉工程の担当を経て、現在はセル組立工程の品質管理に携わっています。
源泉工程では電池性能を決める極板の加工を行うため、材料特性や電池性能に関する知識が求められます。セル組立工程では精密な金属部品を扱うため、機械工学的な知識が欠かせません。品質管理の使命は、トラブルの未然防止と再発防止です。未然防止では、起こり得るトラブルを想定し、未然に防ぐ仕組みを作ることが重要となります。発生したトラブルに対しては、再発防止を徹底し、不良品削減に努めます。その結果、対策が具体的な数値に表れると大きなやりがいを感じます。
品質管理をする上で重要なのは、「実際に現場を見る」ことです。入社当時、毎日のように先輩に現場で説明を受け、トヨタ生産方式の重要な理念の一つ「現地現物」の大切さを学びました。この経験から得た教訓を、現在の品質管理業務に生かしています。

Question 03

これまでで最も「誇れる」仕事とは?

工場の量産開始に伴う業務で
成長を実感しました。

2023年の年末、源泉工程の担当として宮城第7工場の量産開始を見届けたことが印象に残っています。私の役割は、量産開始に必要なデータの収集や、過去のトラブルの再発防止対策でした。データ収集の際、生産部門にデータ測定と提出を依頼しなければならない場合があります。その際は、サンプルやデータの提出頻度、提出方法などを明確に指示する必要があるため、相手にわかりやすい指示の出し方を試行錯誤しながら取り組んでいました。当初、生産部門への指示はメールで行っていましたが、伝わりにくいと感じ、現場で実物を見せながら直接説明するように変更。メールは議事録として活用するに留め、現場でのコミュニケーションを重視した結果、相互理解が深まり、スムーズな連携と自身の成長につながりました。

Question 04

今後、どんな可能性に
挑みたいですか?

未知の分野に挑戦して、
スキルを高めていきたいです。

工程に関する知識を深め、部門を越えて誰からも頼られる人材を目指しています。そのため、幅広い品質管理の業務の中で、まずはさまざまなことに挑戦することが重要だと考えています。品質管理の仕事は非常に幅広いため、現時点での私にとって未経験の業務や、理解が不十分な分野がまだまだ多いからです。そういった未知の分野を積極的に経験し、仕事の流れやデータ収集の注意点などを学びたいと考えています。これらの経験を通して、品質管理に関する知識やスキルを向上させ、一日も早く誰からも頼られる人材になれるよう、努力を続けていきます。

未来への宿題

  • 電池の進化で、叶えたい未来は?

    未来に起こり得る社会問題を
    一つでも多く減らしたい

    高性能な電池を開発・生産することで、電気自動車の普及を促進し、カーボンニュートラルに貢献することで、持続可能な社会を実現したいです。もちろん、持続可能な社会は、カーボンニュートラルだけで叶うわけではありません。しかし、一人ひとりが、自分のできることにしっかりと取り組むことが重要です。それによって、未来に起こり得る社会問題の数を一つでも多く減少できれば、豊かな未来の実現が叶うと信じています。

  • そのためにトヨタバッテリーが
    解決すべき宿題は?

    生産以外の業務効率化にも
    積極的に取り組む

    生産性と品質の向上だけに目を向けるのではなく、ものづくりに直結しない業務にも目を向け、改革していく必要があります。例えば、事務処理や会議、報告書作成をサポートするツールを導入するなどして、ものづくりに直結しない業務を効率化すれば、業務全体のリソースを確保することにつながります。結果的に生産性や品質向上に振り分けられる時間が増え、よりよい改善につながると考えています。